Docker版Open WebUIからOllamaへ接続するには?host側の確認手順
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同じhostで動くOllamaへDocker版Open WebUIから接続する前に、container内localhostとの違い、host.docker.internal、Dockerのhost alias、Ollamaのlisten範囲を確認する手順を公式資料から整理します。

先に結論
Dockerで動くOpen WebUIから、同じhost上で動くOllamaを使う場合、Open WebUIの接続先にhttp://localhost:11434をそのまま入れても、通常はhostのOllamaを指しません。localhostは接続元のcontainer自身だからです。まずDocker側でhostを指す名前(host.docker.internal)が解決できることを確かめ、Open WebUIの管理者接続にhttp://host.docker.internal:11434を設定します。それでも届かなければ、Ollamaがloopbackだけでlistenしていないかを確認します。
Dockerからhost上のOllamaへ到達するには、名前だけでなくDocker側のhost alias設定とOllama側のlisten範囲も関係します。Ollamaのlisten addressを広げると同じ端末以外からの到達範囲も変わり得るため、変更前に必要な範囲とfirewallを確認してください。
確認日: 2026年10月17日(Asia/Tokyo)
対象: Ollamaはhost上、Open WebUIはDocker container内で動き、管理者がbackend接続を設定する構成
確認方法: Open WebUIとOllamaの公式文書による机上調査。DockerやOllamaを起動した実機での疎通確認はしていません。
最初に構成を分ける
この記事の手順は、OllamaがMacやLinuxなどのDocker host上で動き、Open WebUIだけをcontainerで動かす場合です。両方を別のDocker containerで動かすなら、同じDocker networkに参加させ、接続先にOllama側のservice名を使う構成が候補です。Ollamaが別の物理端末にある場合は、その端末の名前やアドレス、firewallが関係するため、host.docker.internalを流用しません。
Open WebUIの現行Quick Startは、Dockerで起動する場合のhost alias設定と、host上のOllamaがDockerから到達できるlisten addressで動くことを案内しています。以前の設定をそのまま写すのではなく、起動に使ったComposeやDocker command、Ollamaの起動方式を先に確認します。
接続前の確認票
| 確認するもの | 見る場所・値 | 結果の見方 |
|---|---|---|
| 接続元 | Open WebUIはDocker、Ollamaはhostか | 別container同士ならservice名を使うnetwork構成かを別途確認 |
| hostの名前 | Docker設定にhost.docker.internalのhost aliasがあるか | 設定がなければ、Quick Startに沿って起動設定を確認。Linuxなど環境差を前提にする |
| Ollamaの待受 | Ollamaが127.0.0.1:11434だけでlistenしていないか | loopback限定ならcontainerから届かない場合がある。必要な範囲を確認してlisten設定を検討 |
| Open WebUIの宛先 | 管理者のSettings → Admin → Connectionsに登録したOllama URL | host上のOllamaならhttp://host.docker.internal:11434を使う案内。localhostとの混同を避ける |
安全な確認順
- 起動構成を記録する: Open WebUIのcontainer名、port、networkと、Ollamaがcontainerかhost appかを確認します。接続先を変える前に、現在の設定を戻せる形で控えます。
- Dockerのhost aliasを確認する: Open WebUIの起動設定に
host.docker.internalをhost gatewayへ対応づける設定があるか見ます。Open WebUI Quick StartはDockerの起動例で--add-host=host.docker.internal:host-gatewayを使います。Composeでは同等のhost mappingが設定されているか確認します。設定項目や対応はDocker環境で異なるため、実際の起動方式の公式資料に従います。 - Ollamaのlisten範囲を確認する: Ollama公式FAQによると、defaultは
127.0.0.1:11434です。Docker containerからhost serviceへ接続させるには、host上のOllamaがcontainerから届くaddressでlistenする必要があります。Open WebUIの案内はDocker利用時の0.0.0.0を示しますが、これは全network interfaceにbindする設定です。別端末や他のnetworkからの到達を許す可能性を確認し、必要性とfirewallを確かめずに設定しないでください。 - 管理者接続を設定する: Open WebUIでSettings → Admin → Connectionsを開き、Ollama接続先として
http://host.docker.internal:11434を登録します。Open WebUIがDocker内から接続する管理者設定なのか、ブラウザーから直接使うuser connectionなのかも区別します。 - 表示結果を見る: Manage Ollama API Connectionsやmodel selectorにモデルが表示されるか確認します。表示されなければ、URLの綴り、host alias、Ollamaのlisten address、起動中のcontainer logをこの順に見直します。モデル表示だけで生成品質や全利用者の接続成功まで確認できたとは言えません。
つながらないときの切り分け
- 名前解決エラー: container内で使うhost名が解決できていない可能性があります。Docker起動設定のhost aliasと、Open WebUI backendが使用する接続先を確認します。
- connection refused: 接続先のhost名とportが合っていても、Ollamaがそのinterfaceでlistenしていない、またはserviceが起動していない可能性があります。
- 一覧が空: Open WebUI側のURL設定が保存されたか、Ollamaへ届いているか、選択中の接続が正しいかを確認します。Docker container内の
localhostをhostの別名だとみなさないでください。
Open WebUIとOllamaを両方Dockerで動かす構成では、host aliasを経由せず、両containerを同じuser-defined networkへ参加させてOllamaのservice名を使う方が適切な場合があります。ネットワーク構成を変える前に、既存のvolumeと接続設定を保全してください。
戻すときの考え方と適用範囲
接続設定だけを変更した場合は、控えておいた以前のOllama URLへ戻します。Ollamaの環境変数やDocker起動設定も変更した場合は、記録した元の値へ戻してから各serviceを再起動します。元の値が分からない状態で0.0.0.0やhost mappingを追加し続けると、意図しない到達範囲を残すおそれがあります。
ここで示した順序は、公式文書が説明する接続先とlisten条件を照合するための判断手順です。特定のOS、Docker Desktop/Docker Engineの版、firewall、LAN設定で実際につながることは実測していません。OllamaのAPIに認証を追加する説明も今回確認した資料の範囲にはないため、host上のAPIをinternetへ公開しないでください。
Ollamaを初めて動かすところから確認する場合はOllamaで最初の会話を始める手順、Dockerの基本構成を復習する場合はDockerの導入と基本を学ぶガイドも参考になります。Docker Model RunnerのAPIを試す記事は別の製品を扱うため、Open WebUIとOllamaの接続設定としては読み替えないでください。
参考資料
- Open WebUI公式: Starting with Ollama(2026年10月17日確認。Admin ConnectionsとDockerからの宛先)
- Open WebUI公式: Connection Errors(2026年10月17日確認。backend connectionとDocker内のhost.docker.internal)
- Ollama公式FAQ(2026年10月17日確認。default listen addressとOLLAMA_HOST)
- Open WebUI公式: Quick Start(2026年10月17日確認。Docker host mappingとOllamaのlisten条件)


