ローカルLLMで画像・動画生成:Ollama・LocalAI連携ガイド
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Ollamaの画像理解と画像生成を区別し、LocalAIやComfyUIで画像・動画生成を試す構成、対応backend、公式API例を整理します。

この記事でわかること
ローカルLLM/VLMで画像説明や生成prompt案を作り、別の画像・動画生成backendへ渡す構成を整理した記事です。Ollamaの画像理解、LocalAIの生成API、ComfyUIのworkflowは役割を分けて紹介します。
- LocalAIで画像生成を試す流れ
- OllamaやVLMをプロンプト作成に使う考え方
- ComfyUIなど外部ツールと組み合わせる構成
おすすめ読者: ローカルAI環境で画像生成・動画生成を試したい人、クラウドAPI依存を減らしたい人。
読む前の注意: コマンド、ライブラリ、モデルの仕様は環境やバージョンで変わります。実行前に手元の環境と公式情報を確認してください。
情報確認日: 2026年10月11日(各公式ページの現行内容を確認)
release確認: LocalAIv4.11.0(10月2日)、Ollamav0.40.2(10月8日)。これは監査時に確認したreleaseで、すべての環境で更新を推奨する意味ではありません。
検証区分: LocalAI、Ollama、ComfyUIの公式資料による机上調査です。この記事のコマンドでモデルのダウンロードや画像・動画生成は実行していません。
未検証範囲: model/backendごとの必要RAM・VRAM、生成時間、画質、driver互換性、output file、長時間稼働、各model license。
OllamaとLocalAIの役割を分ける
この構成で最も大切なのは、「画像を理解するmodel」と「画像を生成するmodel」を混同しないことです。
| 役割 | 主なtool | 得られるもの |
|---|---|---|
| 画像理解・分類・説明 | Ollamaのvision model | text |
| 生成promptの作成・修正 | Ollamaのtext/vision model | text prompt |
| text-to-image / image edit | LocalAIのimage backend、ComfyUI | 画像file |
| text/image/audio-to-video | 入力modalitiesに対応するLocalAI video backend | 動画のURLまたはbase64等(backend/API設定による) |
このガイドで使うOllamaのGemma 4 vision例は、画像を入力して説明やprompt案のtextを返す用途です。pixel画像を出力するimage generationとは別機能です。画像はStable DiffusionやFluxなどのimage backend、動画は選んだmodalitiesに対応するvideo backendへprompt等を渡して生成します。テキスト推論と生成backendの選び分けを先に整理したい場合はOllamaとllama.cppの用途別比較も参照してください。
1. LocalAIで画像生成を試す
LocalAIはOpenAI互換のPOST /v1/images/generationsを提供します。次は監査時に確認したv4.11.0を使うCPU containerの起動例です。CPU imageを起動しただけでは、任意の画像modelやGPU backendが準備されたことにはなりません。
docker run --rm -it \
--name local-ai \
-p 127.0.0.1:8080:8080 \
localai/localai:v4.11.0GPU用image、device指定、backendの組み合わせは別途確認が必要です。hostのOS・GPU・driverに合う方法をLocalAI公式overviewと各backend資料で照合してください。Apple Siliconも機能ごとに経路が異なり、後述の動画は公式にmlx-video backendが案内されています。
modelを準備する
LocalAIのStudioまたはModel Galleryで画像生成modelをinstallします。公式image generation資料ではflux.1-dev-ggmlが例示されています。利用可能な名前はinstall後にAPIで確認します。
curl http://127.0.0.1:8080/v1/modelsnative CLIを使う構成なら、公式例は次の形です。初回起動ではmodelとbackendの取得に時間とdisk容量を使います。
local-ai run flux.1-dev-ggmltext-to-image
curl http://127.0.0.1:8080/v1/images/generations \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "flux.1-dev-ggml",
"prompt": "A quiet Japanese reading room at dawn, soft window light"
}'これはendpointとmodel identifierを示すrequest例で、生成成功を保証するものではありません。response形式や対応parameterはbackend・recipeごとに異なります。解像度などを指定する前に、選んだmodel recipeと公式image generation資料を確認してください。
image edit
LocalAIのFlux Kontext例では、編集専用endpointではなく同じ/v1/images/generationsへref_imagesを渡します。利用するmodel/backendにより入力形式が異なるので、一般的な/v1/images/editsをJSONで送れるとは限りません。
local-ai run flux.1-kontext-dev
curl http://127.0.0.1:8080/v1/images/generations \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "flux.1-kontext-dev",
"prompt": "Replace the sign text with LocalAI",
"size": "512x512",
"ref_images": [
"https://raw.githubusercontent.com/leejet/stable-diffusion.cpp/master/assets/flux/flux1-dev-q8_0.png"
]
}'2. Ollamaは画像理解とprompt支援に使う
Ollama公式vision資料は、対応vision modelへ画像を入力して説明・分類・質問への回答を得る方法を案内しています。現行Gemma 4 libraryの識別子はgemma4です。CLIでは画像pathを直接渡せます。
ollama run gemma4 ./reference.jpg "この画像の構図、光、色を簡潔に説明してください"REST APIのimages配列はfile pathではなくbase64が必要です。SDKはpath、URL、raw bytesも受け付けます。
IMAGE_B64=$(base64 < reference.jpg | tr -d '\n')
curl http://127.0.0.1:11434/api/chat \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "gemma4",
"messages": [{
"role": "user",
"content": "Describe the composition and return a short image-generation prompt.",
"images": ["'"$IMAGE_B64"'"]
}],
"stream": false
}'返されたpromptを人が確認し、LocalAIまたはComfyUIへ渡します。Ollamaのvision response自体を画像fileと誤認しないでください。
3. LocalAIで動画生成を試す
LocalAI公式資料は動画生成のPOST /videoを案内しています。現行資料にあるbackendにはdiffusers、stablediffusion、vllm-omni、vllm-cpp、Apple Silicon向けmlx-video、longcat-videoがあります。入力modalitiesとrequest parameterはbackendごとに異なり、すべてが全hardwareで動くわけではありません。
Apple Siliconの動画backend
LongCat以外の選択肢として、LocalAIの現行video guideはApple Silicon向けnative Metalのmlx-videoとLTX-2設定例を載せています。次のcommandはbackend installの公式例です。モデル設定は公式video guideを参照してください。記事執筆時点で手元のMac上の実行確認はしていません。
local-ai backends install mlx-videoLongCatを使う場合
LongCatはLocalAIが案内するvideo backendの一つですが、対応環境は別です。LongCatの公式backend imageはLinux/NVIDIA CUDA向けで、x86_64はCUDA 12/13、ARM64はCUDA 13です。CPU・ROCm・macOS向けimageは公開されていません。この制約をLocalAI全体や他のvideo backendへ一般化しないでください。
local-ai models install longcat-video
curl http://127.0.0.1:8080/video \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "longcat-video",
"prompt": "A slow tracking shot through a misty forest"
}'このrequestはendpointの形を示す机上例で、生成やhardware適合は検証していません。LocalAI資料では未指定のwidth/heightはbackend defaultを使い、responseは通常URLで返します。開始画像のfieldやframe設定はLongCat recipeで確認してください。model file容量からRAM/VRAMの必要量や実行可否を換算できるとは限りません。
詳細なfieldとLongCatの制約はLocalAI公式video generation資料で確認できます。
4. ComfyUIと組み合わせる場合
ComfyUIはnode-basedの生成workflowを組むための別applicationです。Ollamaでpromptを整え、ComfyUIのworkflowへ渡す構成にすると、model、LoRA、ControlNet、sampler、seedなどを明示的に管理できます。
- Ollamaでreference imageを説明し、prompt案を作る
- 人が権利・安全性・固有名詞を確認する
- ComfyUI workflowで画像を生成する
- 使用modelが対応する場合に限り、LocalAIのvideo backendへ開始画像として渡す
- model revision、workflow JSON、seed、解像度、実測した時間・memoryを記録する
ComfyUIのinstall方法やAPIは更新されるため、第三者の固定commandではなくComfyUI公式repositoryを参照してください。
hardwareと性能の見積もり
必要memoryはmodel名だけでなく、weight precision、backend、resolution、batch、attention、VAE、offloadで変わります。特に動画はframe数と解像度で大きく変動します。LLMの量子化・context・KV cache側の見積もりはローカルLLMに必要なVRAMの計算方法が参考になりますが、画像・動画生成の必要量へそのまま置き換えないでください。この記事では固定VRAM表を実測値として扱いません。
- 最初の確認: modelを1つだけloadし、低解像度・短い出力で成功させる
- 記録: host RAM、VRAM、load時間、生成時間、output size、error log
- 切り分け: 一度に1 parameterだけ変更する
- CPU: backendが対応しても実用速度とは限らない
- GPU: vendor、driver、container tag、backendの組み合わせを公式表で確認する
費用・privacy・安全性
- ローカル実行はcloudの従量API料金を避けられますが、hardware、電力、storage、運用時間は無料ではありません。
- modelやbackendの取得時には外部registry/Hugging Faceへ通信します。完全offline運用は、asset取得後にnetworkを分離して別途確認します。
- 「content filterがない」ことを利点として断定しません。model license、利用規約、著作権、肖像、個人情報、組織policyを守る必要があります。
- APIを
0.0.0.0へ公開すると、第三者がGPU資源や生成機能を使える危険があります。まずloopbackへbindし、共有時は認証・TLS・rate limitを追加します。
まとめ
Ollamaは画像を理解し、生成promptを作る役割に向きます。実画像はLocalAIの/v1/images/generationsやComfyUI、動画はLocalAIの/videoなど、生成対応backendで作ります。各componentを単体で検証してからつなぐと、model、API、memory、workflowのどこで失敗したか切り分けやすくなります。
公式資料
- LocalAI: Image Generation
- LocalAI: Video Generation
- LocalAI: Containers and image variants
- LocalAI v4.11.0 release
- Ollama: Vision
- Ollama: Gemma 4 model library
- Ollama v0.40.2 release
- ComfyUI公式repository
よくある質問
Ollamaの画像理解と画像生成は同じですか?
この記事のOllama/Gemma 4例は画像を入力してtextを得るvision用途です。画像fileを出力するには、LocalAIの対応image-generation backendやComfyUIなど別の生成workflowを選んでください。
GPUは必須ですか?
backendとmodelによってCPU/GPU supportが違います。速度や必要memoryも環境ごとに変わるため、公式の対応条件を確認して小さく試してください。本記事は実機benchmarkをしていません。
最初に試すならどの構成がよいですか?
まず画像生成だけを単体で動かし、その後にOllamaでプロンプト補助や画像説明を組み合わせると切り分けしやすいです。


